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2025年11月30日

現場の小さな改善が、誰かの未来を動かした瞬間。

経営資源は乏しい小さな会社だけど、大きな夢があるんです。「日野の折箱で良かった」「商品の付加価値があがった」お客様からこんな嬉しい声を頂くたびに、私たちは大きな喜びを感じ熱い想いを抱きます、折箱の可能性をもっと広めたい。小規模事業者だからこそ出来る独自性を持った取り組みを行い、折箱の販売を通して社会貢献を目指す。私たちは、大手企業にはない、柔軟性とスピードを生かし、お客様に寄り添ったサービスを提供しお客様のビジネスを成功に導き、社会に貢献することを目指しています。このブログでは、日々の活動やお客様との出会い、そして社会貢献への取り組みなど日野折箱店の奮闘記を綴っていきますのでぜひご覧ください!

 

正直、昨日の講演会には大きな不安がありました。「自分なんかが話していいのか」「伝わるのか」「場違いじゃないか」。そんな気持ちがずっと頭の片隅にありました。実際、初回開催となった尾道会場へ見学に行ったとき、その雰囲気に圧倒されたのです。
会場には大きな企業の方々も多く、「やっぱりネームバリューは大事だよな…」「うちみたいな知られていない会社が出ても大丈夫なのか?」と胸がざわつきました。

でも、講演後の交流会で参加者の方と直接言葉を交わす中で、不安は少しずつ形を変え、最後には確信へと変わっていきました。
ああ、話してよかった──心からそう思えた一日でした。

 

■ なぜ今回、登壇を受けたのか

登壇依頼をいただいた時、正直に言えば迷いがありました。
華やかな経歴があるわけでもない。
ただ、現場で積み重ねてきた小さな会社なりの改善が、自分の唯一の武器でした。

それでも依頼を受けたのは、
「同じように悩んでいる人に、何かひとつでもヒントを届けられるかもしれない」
そう感じたからです。

 

■ 「場違いかもしれない」と感じた理由

このイベントは県内6カ所を巡回する形式で、その第1回となる尾道会場へ私は見学に行きました。
その場はどこか完成された空気があり、参加者も登壇者も洗練されていました。

その光景を目にして、
「あれ、本当に自分はこの場所に立てるのか?」
そんな思いが胸に広がりました。
この瞬間に、場違いかもしれないという感覚が生まれたのです。

 

 

■ 会場で話しながら思っていたこと

講演が始まると緊張はありましたが、伝えたいことはすべて話しました。
特に伝えたかったのは、
「DXは特別な技術ではなく、小規模事業者を守るための手段だ」ということ。

小規模事業者には余裕なんてない。
人手も、時間も、資金もギリギリで回している。
だからこそ、仕組みによって負担を減らすことが未来の選択肢を増やしてくれる。
その実感を、自分の言葉でまっすぐに伝えました。

 

 

■ 講演後の交流会で起きたこと

講演後の交流会で、思いがけない出来事がありました。

参加者の方から
「会社に伺わせてください。もっと詳しく話を聞きたいんです」
と、なんと2社の方から声をかけていただいたのです。

正直、とても嬉しかったです。
自分の話が誰かの現場の悩みに触れたのだと実感できた瞬間でした。

会場に立ったときの不安は、
この交流会での対話によって確信へと変わっていきました。
「ああ、話してよかった。今日の時間は確かに意味があった」と。

 

■ 弱さを晒したとき、人はつながる

今回の講演で意識したのは、かっこつけないことでした。
うまくいかなかった改善も、思い返せば笑ってしまうようなミスも、
胸を張って語れる成功ばかりではない日々も、
すべて飾らず、そのまま話しました。

すると交流会で声をかけてくださった方々は、
「その部分が一番刺さりました」と言ってくれました。

人は、完璧な話には共感しない。
弱さに触れたとき、初めて心が動く。
そしてその弱さは、誰かに「自分だけじゃないんだ」と思わせる力を持っている。

昨日の講演は、
弱さを隠さないことでこそ、人はつながれるのだと教えてくれた一日でした。

 

■ これから挑戦したいこと

今回の経験を通して、私はもっと外へ出たいと思いました。
学びたいし、見たいし、対話したい。
そして、困っている人の現場に寄り添える存在でいたい。

小さな会社だからこそできるサポートがある。
その可能性を、これからもっと広げていきたいと思っています。

 

■ あなたへ

もし今、不安や迷いを抱えている人がいたら伝えたい。
「あなたの経験は、必ず誰かの力になる。」
私がそうだったように。

 

 

■ 結び

講演会が終わったあと、今回の登壇をコーディネートしてくださった担当の方と会食をご一緒しました。
準備の裏側や参加者の反応、これからの展望まで、ざっくばらんにいろいろな話ができました。

その流れの中で、「日野さんに依頼してよかったです」
と、ふと相手が言ってくれた一言がありました。

その瞬間、胸の奥にじんわりとあたたかいものが広がりました。
緊張も、迷いも、全部その言葉で報われたような気持ちになったのです。

ああ、本当にやってよかった。
そう素直に思えた夜でした。


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